1. 正常な細胞はガン細胞を排除する!?

正常な細胞はガン細胞を排除する!?

「正常な細胞はがん細胞をはじき出す」

さて、医師のみなさんに知っておきたいナノテクノロジー技術、今回は少し異色な話題をご紹介したいと思います。
北大が以前より研究に関する資金を募っていたもので、その研究内容というのが「正常な細胞はがん細胞をはじき出す」という細胞間の社会性を利用した画期的な治療法についてです。
あまり大きな話題として取り扱われてはいない情報ではありますが、従来のがん治療とは一線を画した目線でがん治療に迫っており、新たな治療法の開発として業界に一石を投じる内容となっている。

細胞間の社会性を利用した画期的な治療法

北海道大学の藤田教授は、2005年、がんの初期段階において正常な細胞が隣接している癌細胞を認識し、血管などの管腔側に弾き出す能力があることを発見。
現在は、排除のメカニズムに関係する分子を特定し、ブラックボックスとされてきたがんの初期段階におけるメカニズム解明を急いでいる。
これらを明らかにすることで分子をコントロールし、がん細胞の適切な排除を促す薬剤の開発も可能となるだろう。
藤田教授曰くこの研究はがん細胞を取り巻く社会性そのものを利用した新しいタイプの治療法になるだろう、とのこと。
正常な人体において、がん細胞は適切に排除されているのではないかという疑惑は医療業界においても一定の認知度がある説だと感じるが、皆さんにとってはいかがでしたでしょうか。
これまでの常識を覆すこのような大きな研究が、医療の未来を決定づけていくかもしれませんね。