プログラミング技術が医療業界を革新する可能性

10年前、細胞に新たな機能を追加するためのプログラミング技術が開発されるという事実を想像した研究者、医師はどの程度いたのでしょうか。
今回の発表は、業界に大きな影響を与えるものとなるのではないでしょうか。
それでは、この細胞プログラミングに関するナノテクノロジー技術について、少しご紹介してまいりたいと思います。

DNA用のプログラミング言語とは

この技術を開発したいのはアメリカのマサチューセッツ大学(MIT)です。
開発したのはDNAに作用し、大腸菌に新たな機能を追加するテキストベースのプログラミング言語。
これがどういったことかと言いますと、遺伝子工学に明るくない人物であったとしても、この言語さえ理解していれば、細胞に対して新たな機能、例えば酸素レベルに対する反応、グルコース濃度に応じた反応パターンなど、様々な操作をすることが可能となる。
現在はまだ大腸菌でしかこの機能が利用できない状況ではあるものの、今後はその他の菌類においても応用できるようにプログラミング言語自体の開発を進めていくことが決定している。
ヒトは目に見えない情報で動いている、という話を聞いたことがありますが、今回の言語開発に関しても、文字情報というものを用いて細胞を操作すると技術であり、今後はますます「情報」というもののあり方が問われていいくかもしれませんね。

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